2月3日 節分 栄養部総出の「巻き寿司」
2020年2月3日節分
節分とは『立春』の前日を指します。節分といえば“豆まき”や“恵方巻き”を思い浮かべます。
当院の入院患者さまの昼食メニューが「巻き寿司」だと聞きつけ、見学を申し込みました。
節分当日午前、調理師さん達、管理栄養士さん達総出で巻いているところへ参加します。

「田舎巻き」

事前に準備した、ほうれん草、かんぴょう、人参、椎茸、卵焼きを乗せて巻いていきます。

酢飯は市販の寿司酢よりも甘味を抑えてあり、具材の味を活かしていました。
美味しい!


ギュッギュ




時間が無い中、どんどん巻かれていきます。

断面もきれい!
毎年恒例の「田舎巻き」の他に、今年は「エビマヨ手巻き」と「ネギトロ手巻き」もありました。

「エビマヨ手巻き」

エビマヨは試作を何度も繰り返して決めた味付けだそうです。

午後、私が病棟の廊下を歩いていた時に若い患者さんとすれ違いました。看護師さんに「今日はエビマヨの手巻き寿司おいしかったよ~!」と喜んで報告している声が聞こえてきて私まで嬉しくなりました。

手巻き用の海苔の切り方が工夫されていました。
私も家で真似してみようと思います。

巻き寿司のお皿完成!
※他の形態も作っていますが、代表的な
「①通常形態」、「②軟菜」、「③ミキサー」、「④ゼリー」4つをご紹介します。
2月3日 昼食「①通常形態」~お品書き~
・田舎巻き
・ミニ手巻き寿司(ネギトロ、エビマヨ)
・天ぷら(とり天、カニカマ、さつま芋、いんげん)
・いちご
・福豆
・いわしのつみれ汁


「②軟菜食」の巻き寿司 計画表

ごはんも軟らかくしてある為、非常に巻き辛いだろうと思います・・・
しかし綺麗にまいてあるーーー!!

黄色い沢庵の部分については、
味付けされた具を細かくして、さらに少し歯ごたえが残るくらいに煮ているそうです。

喜んでいただけると嬉しいな~

軟菜食ではそのままの海苔を出すことができないので、
海苔を佃煮にしてゼリーで固めたものをカットし海苔シート状にして巻きます。

ジャーン!

それと薄焼き卵で巻いた細巻三種。
色が鮮やかで目でも美味しさを感じます。


出来上がり!

上で紹介した
~「②軟菜」お品書き~
・肉巻き寿司
・彩り細巻三種
・天ぷら(椎茸、赤パプリカ、海老、いんげん)
・落花生プリン
・いわしのつみれ汁

~「④ゼリー」お品書き~


ゼリー個別にそれぞれの味付けがされています。

「えび天」に見立てたそうです。 本当!私も「えび天」に見えます。
~「③ミキサー」~

「②軟菜」「③ミキサー」「④ゼリー」のデザートで出された落花生プリン

邪気や悪いものを落として、新しい年に幸運を呼び込むことを目的に、節分という行事が日本各地で行われてきたそうです。今回栄養部を見学させていただいて、作業されていた調理師さん、管理栄養士さん達の「患者さんに喜んでいただきたい、元気になっていただきたい」想いがひしひしと伝わってきました。
見ていただけの私の邪気までも落ちるくらいの熱意、熱量でした! ありがとうございました。
「鬼は~外! 福は~内!」


